新サービス「Personalized Media」を開始した。
具体的には、企業に対して、ブログやpodcasting、RSS、SEO、モバイル
マーケティングといったオンライン・ワイヤレスメディアを企業のコミュニケーション
戦略に統合するためのアドバイスを行うというもの。
カリスマPRブロガーのSteve Rubel氏(Micro Persuasion)によれば、
このサービスについて、通常のアカウントチームではなく、
オンライン・ワイヤレスメディアの専門家がこのサービスを
行う点が面白いと皮肉的に述べている。
つまり、最も効果的なブログは、
「PRの知識があって、なおかつブログの知識も兼ね備えている
PRゼネラリスト」が実行するべきであり、オンラインメディアの
専門家では無理だと批評している。
また、大手PR会社Hill & Knowlton のNiall Cook氏は
Hill & Knowltonサイト内にある本人のブログにて
Hill & KnowltonがKetchumのようなPersonalized Mediaサービス
を展開していない理由について、下記のように述べている。
1)必要性がない
⇒既に過去10年間に渡り、クライアントに対して
オンラインコミュニケーション戦略を立案してきた。
ブログやpodcasts、RSS、wikiなどの新たなコミュニケーションツールは
我々が既にやっていることの発展系でしかない。
2)まだ完全に準備ができていない
⇒我々は自社内で「従業員向けブログガイドライン」を作成したり
「ビジネスブログコミュニティー」を始めたりしてきたが、
いまだ試行錯誤の段階であり、クライアントに対して
信頼性のあるアドバイスができる状態にはまだない。
3)重要なのはツールではない
⇒我々はクライアントが新たなコミュニケーションツールについて
理解するのをサポートする必要がある一方で、真のクライアントバリューは
彼らに、どのツールがクライアントに関係あるか/重要であるかを決定させ、
優先順位をつけさせ、既存のマーケティング活動に沿って活用させるための
ガイド役になることだ。
【参考】
ブログコンサルティングサービスを展開しているPR会社一覧