Wal-Mart、Sony、Dellなど米国ソーシャルメディアマーケティングの
有名な失敗事例をまとめていたのでご紹介
What Kills a Social Media Campaign (iMedia Connection)

ちなみに、Wal-MartやSonyの事例は日本でも有名ですが、
Fordの事例は知らなかったです。
・・・Fordでは「Bold Moves」というマルチメディアキャンペーンを展開し、
「いまFordで起きていること」をテーマに30のビデオエピソードを紹介。
最終的に消費者をサイト内のコミュニティーに参加させ、巻き込むことで
Fordの取り組みを理解させることが目的だったのですが、
結果はというと・・・
And they did… in a big company, old media, ad-agency's-idea-of-social-media-marketing sort of way. What they produced, in 30 episodes, is an advertorial with little or no solution to Ford's dismal problems. The response? A great big yawn from blogs and mainstream media alike.ということで、消費者に対する誠実さを欠いていたことが
彼らがやったことというのは、大企業的で、オールドメディア的、広告代理店の
思いつく(一方的)マーケティング手法である。
30のエピソードで彼らが創り上げた作品は、Fordのネガティブな問題に言及しない、
あるいは解決策を提供しない、単なる編集広告(アドバトリアル)にすぎなかった。
その結果、ブログやメインストリームメディアから大反発を招いた。
最大にして直接の失敗原因だったようです。
成功事例としては、宅配 DVD レンタルサービス会社 Netflixによる
『Netflix Prize』キャンペーンや、レゴブロックとコンピュータを使って
ロボット工作とプログラミングを体験する学習教材Lego Mindstorms による
消費者参加型コミュニティー「NXT LOG」など。
【参考】Netflix、映画推薦システムの向上者に賞金100万ドル(japan.internet.com)
【参考】レゴ マインドストーム公式サイト(日本版)
紹介されている事例はいずれも有名なものばかりで
真新しさは無いですが、コンパクトにまとめられていて読みやすく、
サラッと米国ソーシャルメディアのトレンドを知るには参考になります。