2007年04月24日

CGMに存在する「1パーセントの法則」?

Web2.0といえば、CGM(消費者参加型メディア)の代名詞のように言われていますが、実際に“参加”している消費者は案外少ないらしい。

インターネット視聴率調査会社HitwiseがWeb2.0 Expoで発表した調査によれば、
・YouTubeの訪問者のうち、映像を投稿しているユーザーは僅か0.16パーセント
・Flickrの訪問者のうち、写真を投稿しているユーザーは0.2パーセント
・Wikipediaの訪問者のうち、ページを編集しているユーザーは4.6パーセント

だという。

ソース:Participation on Web 2.0 sites remains weak(Yahoo!News)


ちなみに、Church of the Customer BlogのBen McConnellの提唱によれば、CGMには「1パーセントの法則」(サイト訪問者の約1パーセントがコンテンツを創造している)が存在するそうです。

Wikipedia founder Jimmy Wales is reported to have told a library group that month:

・50% of all Wikipedia edits are done by 0.7% of users
・1.8% of users have written more than 72% of all articles

If we also add evidence from Bradley Horowitz that roughly 1% of Yahoo's user population starts a Yahoo Group, we seem to have The 1% Rule: Roughly 1% of your site visitors will create content within a democratized community.


ソース:The 1% Rule: Charting citizen participation(Church of the Customer Blog)


なお、冒頭のHitwiseの調査では、Wikipediaだけ4.6パーセントで「1パーセントの法則」に当てはまりませんが、McConnellいわく「4.6パーセントが、新規エントリの投稿だけなのか、既存のエントリに編集を加えたものか不明確」なので、新規エントリの投稿に限れば1パーセントの法則に適合するだろうとのこと。
(ちょっと強引な気もしますが・・・)
ソース:More data for the 1% Rule(Church of the Customer Blog)
posted by Yahnny at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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