2005年02月28日

BusinessWeek誌2005年注目の米インターネット企業

2月17日のBusiness Week onlineでは、
2005年注目のインターネット企業5社を紹介。


1:ChannelAdvisor
大企業、スモールビジネス、個人などを対象に
顧客が新規顧客を獲得し、発注を最大化するための
ECサイト構築サービス・技術を提供。

eBayの戦略、及びインターネットを販売チャネルとして
最適利用する方法を研究し、上記のようなサービスを
提供している企業にとっては、(特に大企業向けに)
今後チャンスがあるだろう。


2:iSold It
eBayでモノを売るのに時間と労力を費やしたくない人々のための
"ニッチ"サイト("eBay drop-off store")。iSold Itでは、
オークション、バイヤーとのコンタクト、商品の発送などの場を提供。
交渉が成立すると、手数料を差し引いて出品者に商品代金が
支払われる。eBayユーザーの90%は(ユーザーが多すぎるために)
eBayで交渉成立したことがなく、このサービスには多くの需要が
あると思われる。

この分野で関連・競合するサービスとしては、
AuctionDropNuMarkets、QuickDrop、Snappy Auctionsなど。


3:Mozilla Foundation
インターネット上で最も人気のあるWebブラウザ「Firefox」を開発。
彼らは「FirefoxはInternet Explorerなど競合するプロダクトよりも、
より早く安全で効率的である」と主張。既に2,000万人のユーザーを
獲得し、注目を集めている。

2005年1月には、FirefoxのエンジニアリーダーとWeb開発者が
Googleに雇用されたが、二人とも「開発者と試用者の"オープン
ソースコミュニティー"であるMozillaに関わり続ける」、と
述べている。

なお、2005年2月にはYahooがFirefoxのツールバーを導入した。


4:SideStep
インターネット旅行検索企業。様々なWebサイトを横断的に検索し、
航空券、ホテル、レンタカーなど旅行に関することで最も良い条件を
見つけ出せるようになっている。このような"meta-search"企業は
今後一般的になっていくと思われる。

この分野での競合企業は、FareChaseKayak SoftwareMobissimo
QIXOなど。


5:Weblogs Inc.
世界最大・70以上のblogを自社で運営している。
ユーザー参加が最終製品に不可欠な要素であるような
業界・産業に関する商業blogを主に運営。

彼らが運営するblogのカテゴリはコンシューマーグッズ、
テクノロジー、ワイヤレス、ビデオゲーム、メディア&エンタメ、
ビジネス、生命科学、個人向け製品、イベントなど。

blogはコンテンツが面白く、ユニークであり、
なおかつ検索・運営が容易である、という理由から
今後ますます重要になっていくと思われる。
また、オンライン広告(特にキーワード広告)、
アフィリエイトなどを通して大きな収益を生み出す
潜在性を多分に秘めている。

競合企業としてはGawker Mediaが挙げられる。


引用元: Five Net Names to Watch in '05
posted by Yahnny at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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