2004年12月09日

Shattered Glass=ニュースの天才?

先日、DVDで映画「Shattered Glass」を観た。久しぶりにスリリングで胸がドキドキするようなサスペンスでした。ストーリーは実在にあった話を忠実に再現していて、主人公はワシントンDCの老舗出版社「New Republic」の記者。編集部の中で最も若いが実力があって将来を有望視されている青年で、彼が書く記事はことごとく話題になる。しかし、その記事は通常出版社が行うFact Check(事実の裏づけ)の盲点を突いて巧妙に作られた、彼の創作記事だった。そして彼の記事に不穏な匂いを感じた編集長が、それを暴こうとする。編集長と彼の一進一退の攻防が緊迫感に溢れていて見ごたえ抜群です。

ちなみにDVDのスペシャルフィーチャーでは、この映画の元になった記者・Stephen Glassのインタビューシーンがあるんですが、ふてぶてしくどうやって創作記事を作りあげたか語ってます。話し方や仕草が主役を演じたHayden Christensenそっくりで、彼の役作り・演技の素晴らしさがよくわかります。

日本でも邦題「ニュースの天才」として、つい先日公開されたみたいです。特にマスメディアに興味がある人は超オススメです。

つーか、邦題のセンスの悪さは何とかならんもんでしょうか。「ニュースの天才」って。。僕はふと“天才てれびくん”を連想しましたよ。メディアを題材にした本格的なサスペンスが一気にB級映画に格下げされた気分です。
posted by Yahnny at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき・毒舌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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