一昨日、昨日と就職活動の合間を縫って
「アイデアの魔術師」
フレドリック・ヘレーン氏によるセミナーに参加してきました。
今回は縁あって、セミナーのお手伝いスタッフとして
参加させていただいたのですが、非常に学びがありました。
まず、セミナーの内容に関しては
奇をてらったものではなく、比較的、本質的なモノの考え方、
我々が「日常生活の中で“思考停止”に陥ってしまう落とし穴」
みたいなことが中心的な内容だったと思います。
彼の発言の中で個人的に印象的だったのは
・「人と“ちょっと”違ったことをすること」
・「人が“良い”と言っているアイデアは良いアイデアではない。
人が“悪い”と言っているアイデアこそ良いアイデアだ」
・「違う二つのモノを組み合わせるとアイデアになる」
・「頭で考えるだけじゃなくて、行動することが大事だ」
こうして書くと何てこと無いんですけど、彼の話し方が非常に巧いんですね。
彼が話すと途端に説得力が増すというか、僕自身、頭でわかって
いたものがようやく腑に落ちた、という感じ。
また、初日のセミナーでは「クリエイティビティに対する基本的な考え方」、
みたいな話が中心で、
二日目では「クリエイティビティを如何にビジネスに繋げるか」
というのが主なテーマだったのですが、初日と二日目で
ぜんぜん会場の雰囲気が違ったのが興味深かったですね。
直感的に言うと、二日目の方が全体的に雰囲気が固くて、
初日はかなりソフトでリラックスした感じでした。
セミナーの内容と大いに関連していると思いますが、もっと言うと
初日は参加者のノリも良くて、“講演者と観客が一体になった瞬間”
みたいなのが結構あったんですが、二日目は若干トーンが低かった
かなと思います。
特にヘレーン氏のセミナーはインタラクティブで
参加者と直接やり取りをしながら進めていくタイプなので
彼もそれを敏感に察知したのでしょう、
二日目のセミナーでは、一瞬イラッとした表情を見せた
気がしました。
なるほど、セミナーというのは、ハコ(会場)があって
講演者がいるだけじゃだめで、観客が積極的に参加
していかないと、うまくいかないのだなあと改めて思った次第。
あとは今回のセミナーをアレンジされた
メデコミ会、もといビーンスター代表の
鶴野さんの細やかな気遣い
に学ぶところが大いにありました。
今回の参加者は、もちろんセミナーの内容にも興味があるけれども
鶴野さんがアレンジされているから、という理由で参加されている方が
多数いたように思います。しかも、鶴野さんは参加者一人一人に声をかけて
いらっしゃって、だからこそ、これだけの人が集まるのだなあと
実感した次第。
セミナー終了後、僕がセミナーに誘って参加してくれた友達と飲みに
いったのですが、
彼女も「セミナーに申し込んだ後、直接鶴野さんからメールが来て、
感動した」と言っていました。
そういった一つ一つの気遣いが、あれだけの信頼と人脈を築いている
のだな、と勉強させていただきました。
今回はお手伝いとしての参加だったにもかかわらず、
逆に僕の方がたくさん学ばせていただきました。
この場を借りて御礼させていだきます。
ありがとうございました。