2005年02月28日

インターネットで「うっかり」有名人に

2月26日のNew York Timesでは、
ルーマニアのポップスに合わせてダンスしている姿を
遊び半分でネット上にアップしたら、それが話題になって
瞬く間にネット上で有名人になったGary Brolsma君(19)の
記事を紹介。

話題になった彼のビデオクリップでは、
彼がルーマニアの人気曲"Dragostea Din Tei"の
英訳"Love From the Linden Trees"
をアカペラで歌っている姿だけでなく、
彼いわく「Numa Numa Dance」という
ダンスを曲に合わせて踊っている様子が
映されている。

オンライン動画とアニメの紹介サイトnewsgrounds.comが
昨年12月に彼のホームページにリンクを張ったところ
話題が口コミで広がり"Good Morning America"やCNN等が
こぞって取り上げるように。

彼のサイトには、昨日までで
200万近くのアクセスがあったという。

動画はこちら


P.S.
ネットで一時期話題になっていた
「マイヤヒー・マイヤフー」って、
ここから来てたんですね。

いまようやく知りました(照)
posted by Yahnny at 19:46| Comment(2) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BusinessWeek誌2005年注目の米インターネット企業

2月17日のBusiness Week onlineでは、
2005年注目のインターネット企業5社を紹介。


1:ChannelAdvisor
大企業、スモールビジネス、個人などを対象に
顧客が新規顧客を獲得し、発注を最大化するための
ECサイト構築サービス・技術を提供。

eBayの戦略、及びインターネットを販売チャネルとして
最適利用する方法を研究し、上記のようなサービスを
提供している企業にとっては、(特に大企業向けに)
今後チャンスがあるだろう。


2:iSold It
eBayでモノを売るのに時間と労力を費やしたくない人々のための
"ニッチ"サイト("eBay drop-off store")。iSold Itでは、
オークション、バイヤーとのコンタクト、商品の発送などの場を提供。
交渉が成立すると、手数料を差し引いて出品者に商品代金が
支払われる。eBayユーザーの90%は(ユーザーが多すぎるために)
eBayで交渉成立したことがなく、このサービスには多くの需要が
あると思われる。

この分野で関連・競合するサービスとしては、
AuctionDropNuMarkets、QuickDrop、Snappy Auctionsなど。


3:Mozilla Foundation
インターネット上で最も人気のあるWebブラウザ「Firefox」を開発。
彼らは「FirefoxはInternet Explorerなど競合するプロダクトよりも、
より早く安全で効率的である」と主張。既に2,000万人のユーザーを
獲得し、注目を集めている。

2005年1月には、FirefoxのエンジニアリーダーとWeb開発者が
Googleに雇用されたが、二人とも「開発者と試用者の"オープン
ソースコミュニティー"であるMozillaに関わり続ける」、と
述べている。

なお、2005年2月にはYahooがFirefoxのツールバーを導入した。


4:SideStep
インターネット旅行検索企業。様々なWebサイトを横断的に検索し、
航空券、ホテル、レンタカーなど旅行に関することで最も良い条件を
見つけ出せるようになっている。このような"meta-search"企業は
今後一般的になっていくと思われる。

この分野での競合企業は、FareChaseKayak SoftwareMobissimo
QIXOなど。


5:Weblogs Inc.
世界最大・70以上のblogを自社で運営している。
ユーザー参加が最終製品に不可欠な要素であるような
業界・産業に関する商業blogを主に運営。

彼らが運営するblogのカテゴリはコンシューマーグッズ、
テクノロジー、ワイヤレス、ビデオゲーム、メディア&エンタメ、
ビジネス、生命科学、個人向け製品、イベントなど。

blogはコンテンツが面白く、ユニークであり、
なおかつ検索・運営が容易である、という理由から
今後ますます重要になっていくと思われる。
また、オンライン広告(特にキーワード広告)、
アフィリエイトなどを通して大きな収益を生み出す
潜在性を多分に秘めている。

競合企業としてはGawker Mediaが挙げられる。


引用元: Five Net Names to Watch in '05
posted by Yahnny at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

"PoweR Girls"に対するPRブロガー達の反応

先日取り上げたPR会社を舞台にしたReality TV"PoweR Girls"ですが、
やはりPRブロガー達の反響は大きく、さまざまなところで話題になっています。

「この番組が若者をPR業界にひきつけるだろう」と
歓喜と期待の声が上がっている一方、
番組の主人公が若い女性達であることを受けて
「PR業界の人間はみんなアホ(airheads)だと思われるのではないか」と
不安視する声も少なくないようです。

人気PRブログ"Musings from POP! Public Relations"のJeremy Pepper氏
「この番組はPR業界の底上げに貢献するだろう」と述べ、
MTVの編集方針を見る限り、番組内で
“オフィスでアポ取りやクライアントにひたすら電話をかけている若い女性”
をフィーチャーするようなことは無いだろう、と
PR業界の人間=アホに見られる説を否定している。

逆に、PR業界のイメージを悪くしたのは
「"Sex & the City"のサマンサだ」とし、
あの番組がヒットしたことにより、彼女がPR業界に対する
悪いイメージを作り上げてしまったと揶揄している。
posted by Yahnny at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

続:MSNが口コミキャンペーンを開始

先日取り上げた架空の6人のブロガーを扱った
"MSN FOUND"キャンペーンですが
巷のブロガーから集中砲火を浴びているようです。

理由はやはり、
ブログであるにも関わらずRSS Feedが存在しないこと、
サイト上のmovieがダウンロードできないこと、
そもそもブログ自体が架空であること、
などが槍玉に上がっているようです。

要は、口コミを誘発したいのであれば、最新のテクノロジーや流行に
敏感なearly adopter層をターゲットにすべきであるにも関わらず
彼らを満足させるような仕様になっておらず、
「本当に口コミやる気あんのか?」ということですね。

人気ブロガーの一人Pamela Parker
自身のブログにて、
「マスをターゲットに"友達に伝える"リンクだけで本当に効果があるのだろうか?」

Will e-mail "forward to a friend" and more mainstream (read: teen diary) blogging save the day for MSN?

疑問を呈している。
posted by Yahnny at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月27日

MTVでPR会社を舞台にしたReality TVがスタート

MTVでは、3月10日よりNew York Cityにある
PR会社Lizzie Grubmanで働く女性達を描いた
Reality TV「PoweR Girls」をスタート。

「Sex and the City」のサマンサといい、
PR=女性が活躍するor憧れる仕事、
というイメージがあるんでしょうね。

僕が大学で受けていたPRの授業でも
9割が女性でした。


どんな番組になるか、非常に楽しみです。
posted by Yahnny at 23:01| Comment(1) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MSNが口コミキャンペーンを開始

MSNが新しいサーチエンジン「MSN Search」を
プロモートするために“MSN FOUND”と題された
オンライン口コミキャンペーンを開始。

キャンペーンページには、6人の架空のキャラクターがおり、
それぞれ自分のブログを持っている。そしてキャンペーンページ
は6人のブログのポータルサイトとなっている。

メンバーはロンドンのDJ"Reggie"、ベニスビーチのサーファー"Tad"、
オハイオのドッグブリーダー"Karen"、東京のホテルコンシュルジュ
"Swing"、シカゴの警備員兼諜報理論家"Cy"、そして
出会い系サイトのオーナー"Denise"。

それぞれのブログには"finds"と呼ばれるコーナーがあり、
そこをクリックすると、それぞれのブログのテーマに関連する
検索結果by MSN Searchが表示される。

また、6人の架空キャラクターはお互いにネット上で
繋がっており、例えばSwingの最初のエントリで
見知らぬ人から花を受け取ったことを書いているが、
一方Cyのブログでは、「“見知らぬ人から受け取ったギフトに
反応する人間の感情”の研究で非常に面白い結果を
得られた」と書いている。


引用元:Media Post Publications

P.S.
個人的にはやはり、東京のホテルコンシュルジュ"Swing"のblogが気になります。
架空のblogで、どこまで真に迫る「東京生活」を描けるか。要注目です。
(SushiとかGeishaとか誇張された描写が無いことを祈ります)
posted by Yahnny at 01:04| Comment(1) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Victoria Beckhamを起用した口コミ企画をEbayに出品

イギリスの口コミマーケティング会社Asa Baily
Victoria Beckhamを起用したオンライン口コミキャンペーン企画
をeBayに出品。


キャンペーンのタイトルは「Knocking Down Victoria Beckham」。
内容は、お忍びでショッピングをしているVictoria Beckhamが
万引きをしたところを警備員に見つかり、逃走。
店から出た道路には旦那のDavid Beckhamが待っていて
彼の元へ向かおうとする途中に、バスに轢かれてしまう、
というもの。

普通キャンペーンって、まずクライアントありきで
成り立つと思うんですが、逆転の発想ですね。

この会社の宣伝としては、アリかと。


P.S.
このAsa Bailyという広告会社のホームページを
見てみると、ショッキングな広告や下品な広告を
得意としているみたいです。
でも、これっていわゆる「口コミ」キャンペーンとは
微妙に違うような・・・。
でも、個人的にはこういう会社は大好きです。
日本にもこういう会社でてこないかな。
posted by Yahnny at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「海辺のカフカ」blogキャンペーン

村上春樹のベストセラー小説「海辺のカフカ」の
米国翻訳版のキャンペーンが、いま話題になっている。

手法はいたってシンプルで、ネット上でバナーを
クリックすると、出版社のサイトではなく、
「海辺のカフカ」の書評を掲載した個人のblogに
リンクする、というもの。

blogads weblogでは、このキャンペーンを評して
「今までで最も優れたblog広告」(The best blogad ever)
と褒め称えている。

The ad won't deliver directly countable clicks, but should spark more linking into the Murakami's site (people read the other links and do their own posting about the site) and definitely earns you major coolness points in the blogosphere.

In any market segment, at least 70% of purchases are driven by word of mouth. So smart advertisers try to catalyze and amplify word of mouth... which is exactly what this ad does.

posted by Yahnny at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月26日

「アイデアをアウトプットにつなげるセミナー」参加記

一昨日、昨日と就職活動の合間を縫って
「アイデアの魔術師」フレドリック・ヘレーン氏によるセミナー
に参加してきました。

今回は縁あって、セミナーのお手伝いスタッフとして
参加させていただいたのですが、非常に学びがありました。

まず、セミナーの内容に関しては
奇をてらったものではなく、比較的、本質的なモノの考え方、
我々が「日常生活の中で“思考停止”に陥ってしまう落とし穴」
みたいなことが中心的な内容だったと思います。

彼の発言の中で個人的に印象的だったのは
 ・「人と“ちょっと”違ったことをすること」
 ・「人が“良い”と言っているアイデアは良いアイデアではない。
  人が“悪い”と言っているアイデアこそ良いアイデアだ」
 ・「違う二つのモノを組み合わせるとアイデアになる」
 ・「頭で考えるだけじゃなくて、行動することが大事だ」
こうして書くと何てこと無いんですけど、彼の話し方が非常に巧いんですね。
彼が話すと途端に説得力が増すというか、僕自身、頭でわかって
いたものがようやく腑に落ちた、という感じ。

また、初日のセミナーでは「クリエイティビティに対する基本的な考え方」、
みたいな話が中心で、
二日目では「クリエイティビティを如何にビジネスに繋げるか」
というのが主なテーマだったのですが、初日と二日目で
ぜんぜん会場の雰囲気が違ったのが興味深かったですね。

直感的に言うと、二日目の方が全体的に雰囲気が固くて、
初日はかなりソフトでリラックスした感じでした。

セミナーの内容と大いに関連していると思いますが、もっと言うと
初日は参加者のノリも良くて、“講演者と観客が一体になった瞬間”
みたいなのが結構あったんですが、二日目は若干トーンが低かった
かなと思います。

特にヘレーン氏のセミナーはインタラクティブで
参加者と直接やり取りをしながら進めていくタイプなので
彼もそれを敏感に察知したのでしょう、
二日目のセミナーでは、一瞬イラッとした表情を見せた
気がしました。

なるほど、セミナーというのは、ハコ(会場)があって
講演者がいるだけじゃだめで、観客が積極的に参加
していかないと、うまくいかないのだなあと改めて思った次第。

あとは今回のセミナーをアレンジされた
メデコミ会、もといビーンスター代表の鶴野さんの細やかな気遣い
に学ぶところが大いにありました。

今回の参加者は、もちろんセミナーの内容にも興味があるけれども
鶴野さんがアレンジされているから、という理由で参加されている方が
多数いたように思います。しかも、鶴野さんは参加者一人一人に声をかけて
いらっしゃって、だからこそ、これだけの人が集まるのだなあと
実感した次第。

セミナー終了後、僕がセミナーに誘って参加してくれた友達と飲みに
いったのですが、
彼女も「セミナーに申し込んだ後、直接鶴野さんからメールが来て、
感動した」と言っていました。

そういった一つ一つの気遣いが、あれだけの信頼と人脈を築いている
のだな、と勉強させていただきました。

今回はお手伝いとしての参加だったにもかかわらず、
逆に僕の方がたくさん学ばせていただきました。

この場を借りて御礼させていだきます。
ありがとうございました。
posted by Yahnny at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エニアグラム

エニアグラム診断なるものをやってみました。

結果はタイプ3でした。


■エニアグラムタイプ3番のこだわり
「目標」「達成」「自尊心」「野心」「能率」「勤勉さ」「果断」「ステイタス」「実力」「リーダー」「組織」「マネジメント」

■エニアグラムタイプ3番のプラス面
あなたの成功への強固な決意と効率を求める姿勢は、仕事を拡大し、情熱的な言葉で多くの人々を触発します。心身両面で自己を向上させることに熱心です。傑出した理想像となり、広く賞賛される資質を持ちます。周囲に明るいイメージを与え、人々を行動に導きます。楽天的で愛想がよく、陽気です。ミスしてもすぐに立ち直り、次のチャレンジを始めます。情報通で進行状況を的確に把握しています。物事を手際よく進め、他人を動機づけます。

■エニアグラムタイプ3番のマイナス面
あなたはご都合主義となり、他者を成功の為の飛び石としたり、道具のように扱ったりすることがあります。地位や名声を気にかけるがゆえ、実際より自分をよく見せようとします。成功できないことや、成功しているように見られないことを極端に恐れます。自分より優秀な人と自分を比較するのを嫌がります。自分を周囲に印象付けようと、うわべを誇張します。

■エニアグラムタイプ3番が決してしないこと
注目されないこと。
クラブ活動の前、ひとりでコツコツボール磨きをすること。

■エニアグラムタイプ3番の潜在的問題
成功志向が強く、出世志向を何よりも優先する為自己の組織内のメンバーとさえも競争的になってしまう。
出来栄えを重視する為、詳細さや正確さを犠牲にしてしまう。
目標達成の為に打算的で日和見主義となり、結果を良く見せる為の「手抜き」をしてしまう。

■エニアグラムタイプ3番がされて嫌なこと
自分が成長していないと感じさせられること。
他人と比較して劣っている点をコメントされること。
欠点や失敗に焦点を当てて話されること。

■エニアグラムタイプ3番が陥りやすい落とし穴
効率よく成功していきたいことに強迫観念を抱くことがあります。高い評価を得たいという願望が高じると仕事中毒になってしまい、精神的に疲労がたまります。

■エニアグラムタイプ3番の状態の良い時
積極的。明るい。行動力に富む。勉強家。明確な目標がある。能率が良い。チームプレイが得意。自立心が強い。

うーむ、確かにこれはかなり当たってるかも。



posted by Yahnny at 11:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月23日

企業広報とblog

2月10日のEconomist誌では、米マイクロソフト社の“セレブブロガー”Robert Scoble氏を取り上げ、個人のblogが企業イメージにどれだけ影響するか、という点について論じている。

Robert Scobleはマイクロソフト社の一社員であるとともに、マイクロソフト社から"Technical evangelist"(技術伝道師)という公式の称号を与えられている。彼のブログは世界中のコンピューターオタクから「熱狂的」に読まれていて、今や有名人である。それだけでなく、慣例的なPR活動では成しえなかったマイクロソフトの悪いイメージを一気に押し上げた人物でもある。

Scoble氏はブログを4年前にスタートした。当時、彼はシリコンバレーにあるNEC支社でタブレットPCとノートPCを専門とする仕事に就いていた。そして、商品に不満を持っている顧客たちと対話をする機会をもつためにブログを開設、それが顧客達に支持を得た。

これに目をつけたのがマイクロソフト社の啓蒙ディレクター(director of platform evangelism)であるLenn Pryor氏。彼が飛行機に乗った際、不安でパイロットに面会を求めたという。そこでパイロットから「搭乗席からチャンネル9をつけてみてください」と言われ、聞いてみたところ、パイロット同士のやり取りが聞こえてきたという。そこには嘘偽りの無い人間同士の会話があり、不安が一切無くなった。そこでマイクロソフト社にもチャンネル9を作り、社員によるblogを公開しようと思いつき、Scoble氏をスカウトした、というわけである。

Scoble氏のブログには、例えば「妻がアメリカ市民になった」、「チーズコンテストで勝つ方法」などプライベートで些細なことも書かれている。しかし彼は「“舞台裏”を見せる」ことが重要だと述べている。

また彼はときにはマイクロソフト社の批判をすることもある。しかし、それが彼の信頼性を高めている要因である。

Scoble氏の成功に啓発されて、他の会社の重役達も自分のブログを開設し始めた。例えばSun MicrosystemsのJonathan Schwartz氏。彼はブログの中で自社の将来起こりうる合併について自分の意見を述べ、HPやIBMなど競合会社に対して警笛を鳴らしている。

Novell社のPRマネージャーであるBruce Lowry氏は、自社の重役達にもブログを開設してもらうことを望み、さらに「“退屈なプレスリリース”は、企業の噂や個人の意見などの企業広報問題に対しては全く不適当だ」と述べている。そして、「10年以内にプレスリリースは完全にブログに入れ替わる」とコメントしている。

しかし、Scoble氏は「ブログが自発的な“散文”であるのに対し、企業メッセージをコントロールすることができるプレスリリースも重要である」と述べている。Sun MicrosystemsのSchwartz氏も同様に「PRの終焉ではない。古い体質のPR部門の終焉である」と慎重な意見である。そして「重要なのは信頼と評判を築くこと」と述べる。

Stanford Law SchoolのJoseph Grundfest氏は「ブログが混迷を来たすのは時間の問題である」と述べる。「人々はメディアとしてのブログの迅速さとクールさに惹かれているが、それがときに後悔を引き起こす」とコメントしている。この不安は企業内部のcompliance lawyers(企業法令の遵守を専門とする弁護士)が企業のブロガー達に目を光らせることを促している。

このことにより、企業内のブロガー達は“口封じ”に遭い、彼らのブログは“退屈な”プレスリリースのようになってしまうのだろうか。Scoble氏は「理論上はマイクロソフトの企業観と私自身の企業観の違いは軋轢を生み出すかもしれない。けれどもそのとき何が起こるかはわからない」と述べている。彼は企業の些細なことだけに批判をし、大勢には同意するようになってしまうのだろうか?しかし、彼のブログのPV、名声、影響力を考えると、彼の勢いを止めること、そして、あらゆるブロガー達の“散文”への“口封じ”をするのは日に日に難しくなってきているかもしれない。


元記事
posted by Yahnny at 11:05| Comment(0) | TrackBack(1) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

“オンライン口コミキャンペーン”が流行の兆し

2月18日のNew York Timesの記事によると
オンライン広告が“口コミ”ツールとして急速に
発展してきているという。

eメールやテキストメッセージを使って
ユーザー間で情報をシェアしやすいことが
その最も大きな理由である。

昨今で一番成功した口コミキャンペーンとしては
バーガーキングによる「Subservient Chicken」(服従ニワトリ)
サイトが有名である。サイトではニワトリの着ぐるみを着た人が
現われ、ユーザーがサイト上にタイプした命令に応じる、
というもので2004年4月にサイト開設以来、13万9千人の
ユニークユーザーを集めた。


また、ペーパータオル"Brawny"を製造するメーカーGeorgia-Pacific社では
25歳〜54歳の女性を誘引するツールとして口コミを利用している。
彼らのサイトでは、強いけれども繊細な"Brawny Man"がサイトを訪れた
ユーザーに対して“今日は綺麗だね”などといった褒め言葉を送ってくれる
"Innocent Escapes"と題されたビデオを公開している。


それからスナック菓子"Doritos"を製造するFrito-Layでは
口コミに敏感なティーンエージャーと25歳までの若年層を対象とし、
テキストメッセージとオンラインを融合させたキャンペーンを
開始した。

まず最初に彼らは"inNw"というテキストと"46691"という
数字、そしてサイトアドレスが描かれた謎めいたビルボード
(交通広告)を掲示し、ユーザーが携帯を通してテキスト
メッセージを送信するとDoritosから
「"inNw"は何の意味だ?」と挑発するメッセージを受け取る。
そうすることにより、ユーザーは自動的に
キャンペーンに巻き込まれる、という仕組みである。


口コミキャンペーンが市民権を得るにともない、ニューヨークでは
「this weeek's Viral Awards」(今週の口コミ大賞)という
前述の"Subservient Chicken"など最も奇怪で変な広告作品を
表彰するイベントも開催されるようになった。

イベントのホストを務めた参加者の一人は
「粗雑で、インパクト重視の広告は今後も増えていくだろう」
と語っている。

元記事

Y:口コミキャンペーンは今後もブーム的な形で加速していくと
 思いますが、口コミ効果が実際の集客増、売り上げ増にどれだけ
 貢献するのか、という点が今後の焦点になりそうです。
posted by Yahnny at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Interbrand社が選ぶ2004年ブランド大賞

ブランドコンサルティングファームInterbrand社が先日「2004 Reader's Choice Awards」を発表。調査は「昨年最も生活にインパクトを与えたブランドは?」というテーマに基づいて行われ、トップに輝いたのはApple Computerだった。

1: Apple
2: Google
3: Ikea
4: Starbucks
5: Al Jazeera
6: Mini
7: Coca-Cola
8: Virgin
9: eBay
10: Nokia

ちなみにアジア太平洋地域に限ってはこんな結果:
1: Sony
2: Samsung
3: LG
4: Toyota
5: Lonly Planet

なお5位の「Lonly Planet」はオーストラリアで発行されているバックパッカー向け旅行ガイドブックのブランド(日本版「地球の歩き方」みたいなもの)

元記事
posted by Yahnny at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

“オープンソース”ブーム

顧客が、ある商品・サービスに対して「所有感」や「自己表現欲」など顧客独自の意味を与えられるのが成功しているブランドである。昨今のオープンソースソフトウェアのブームに限らず、たとえばLego FactoryGoogleのAPIepinions.com、iTunesなどは顧客の自己表現欲を促すことで成功している例である。翻って、今日のマーケティング環境において成功するのは、パッケージ化された既製品を提供することではなく、顧客にカスタマイズ・自己表現する余地を与えることである。

元記事
posted by Yahnny at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

How To "Pitch" bloggers

いわゆるCGM(Consumer Generated Media)と呼ばれる、ある業界・商品・カテゴリーで影響力を持つblogger達に自社の商品を売り込もうとするPR会社が増えているが、まだ確立された方法論は無く、むしろMedia Relationsとして一般のマスメディアに対して売り込みをするのと同様にプレスリリースやメールを一方的に送りつける例が絶えない。しかし、blogger達と円滑な関係を築くにはしっかりと彼らのことを理解し、地道な「対話」から始めることが必要である、とのこと。

元記事
posted by Yahnny at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

超名門ビジネススクールアドミッションblog

昨今のblogブームの中で、政治家、企業、起業家、若年層などが次々とblogを導入しているなかで、教育機関がその波に乗り遅れているのは明らかである。そんななか、HBSと並びビジネススクールランキングの超名門とされるWharton School(University of Pennsylvania)のアドミッションのblogはその先端をいく例である、と紹介。

元記事
posted by Yahnny at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米スターバックスがアルコール飲料に新規参入

StarbucksがJim Beamと提携してコーヒーリキュール「Starbucks Coffee Liqueur」の販売に乗り出す。商品はスターバックス店舗では販売されず、酒屋・レストラン・バーなどで販売され、価格は750mlで$22.99。以前にもPepsiCoと提携してボトル入りコーヒー飲料や、Dreyer's Grandと提携してアイスクリームを販売したことがあり、両者で毎年86億ドルの収益を上げる人気商品になっている。今回の「Starbucks Coffee Liqueur」では、年間80億ドルの売上げを期待している。10年前にもStarbucksブランドでリキュールを売ろうというアイデアがあったが、挫折した経緯があり、今回は市場調査の結果「顧客の50%がliquer drinkers」であると判明し、販売に乗り出したとのこと。

元記事(NY Times)
posted by Yahnny at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング・PR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世界のビジネスマナー

■Business of Touch

アメリカのリクルーティング会社「AQUENT」では、オーストラリア、カナダ、中国、チェコ、フランス、ドイツ、インド、日本、韓国、オランダ、ニュージーランド、シンガポール、スペイン、イギリス、アメリカのビジネスシーンにおける最初の挨拶の仕方をアニメで紹介するサイトを公開。

元記事:http://www.adrants.com/2005/02/aquent-launches-business-manners.php

第一印象は大切ですからね。個人的にはフランス人に生まれたかった。
posted by Yahnny at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月07日

新動物占い

Eriちゃんのblogからトラックバック。

「新動物占い」なるものをやってみました


結果は「上品なチータ」でした。


あ な た は ど ん な 男 性

誠実で真面目な印象のあなたは、おもしろく
ないという印象をもたれる事があります。

他人に対しては内気で、デリケートな神経の
持ち主です。

まわりが浮かれていも、決して一緒になって
騒いだりせずに、少し離れたところで見てい
る方が多いでしょう。

時にはノリが悪いとか、寂しそうだと心配さ
れることもありますが、あなた自身としては
ごく自然に振る舞っているに過ぎず、その傍
観者的立場にも満足しています。

デリケートでプライドの高いあなたは、少し
見栄っ張りで、外見を意外に気にするタイプ
です。

周囲に気を使って、自分がどのように見られ
ているかを気にしすぎ、周囲に合わせて、違
う自分を演出してしまい、本来のあなた自身
を個性を消してしまおうと思うこともありま
す。

少し弱気な部分もあるようです。


あ な た の 本 質

あなたはおだやかな外見とは裏腹に、内には
情熱を秘めた人です。

負けん気も強く、プライドも高く、正義感が
強いので筋の通らないことや、自分の意に反
することがあれば、権力にも猛然と立ち向か
っていきます。

真面目で常識的なのは美徳ですが、時にはそ
れが面白味に欠ける人と見られることがあり
ます。

分析力には長けていますが、こと自分のこと
に関しては、客観的に見ることが苦手です。

シンプルに割り切って、急いで結論を出そう
とする傾向があり、細部を見落としたり、重
要なポイントを外すこともしばしばあります。

独創的な個性を生かすには落ち着いて、じっ
くりと腰を据えて事に当たることも必要です。


対 人 関 係
頭を押さえてくる物に対して反発をすること
もありますが、普段はおとなしいだけに、そ
の反発が、頑固者だと誤解されることも良く
あります。

無口なあなたは、純粋に良かれと思ってとっ
た行動が、単なるわがままと誤解される事も
ありますので、なるべく、周囲に分かるよう
に説明する事も必要です。

判断力や分析力に優れるあなたは、その言葉
不足から、単に人のあら探しと見られること
があります。

プライドの高いあなたは本当の友人は少ない
のですが、浅く広いつきあいの友人は多いこ
とでしょう。


恋   愛

周りに気を使うため適当にモテるあなたは、
それほど異性に不自由することがありません。

しかし本当の恋愛に出会う回数はほんの僅か。

確固とした恋愛観を持っているため、一目惚
れや、出会って直ぐ燃え上がるような情熱的
な恋はなかなか出来ません。

女性の好みも結構うるさく、理想の人にめぐ
り合うまでには時間がかかります。

選り好みしすぎて晩婚になったり、結局お見
合いで結婚相手を見つける人も多いでしょう。


基本的に当たっていると思うけど「他人に対しては内気で、デリケートな神経の持ち主です」っていうのは確実に当たっていない気がするなあ(笑)
posted by Yahnny at 21:19| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする